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独り言なのだけれど,そっとあなたの耳に入れたいことがあります。
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04/05/01
脳を若く健康に保つ方法
「小学生9%、中学生33%、高校生56%」

 これは2年前の5月に行われた調査で明らかになった、1ヶ月に1冊も本を読まなかった子供たちの割合だそうです。「子どもたちも意外と本読んでいるんだなあ」と感じるのか、「読書離れが進んでいる」と憂慮すべきなのか、判断は様々としても、いったい私たち大人はどれくらい本を読んでいるのか、気になるところです。
 
 私が学校医をつとめる千歳台小学校では、1年の目標を具体的な数値で設定していて、その一つに読書の目標が掲げられています。具体的には、「低学年の子供たちは年間30冊、高学年の子供たちは年間20冊の本を読みましょう」というものです。教頭の杉本先生は、「楽しんで読書しようとする態度を育てたい。家庭でも読み聞かせをしたり、子どもと一緒に本を読むなどの工夫で読書と出会うきっかけを創り、興味や関心を引き出せれば楽しい。」と述べておられます。

 斎藤孝氏の「声に出して読みたい日本語」がベストエラーになったことは記憶に新しいところですが、脳を鍛え育てるために、さらには物忘れやぼけ防止に「音読」がいいと注目されています。本を声に出して読んだり、あるいは漢字を書いたり、簡単な計算をすることが、脳を刺激し、脳全体を活発にするということを東北大学の川島先生が著わしておられます。

 子どもたちにとって読書の習慣が大切なように、私たち大人にとっても「脳を使い続ける」習慣は大切なことかもしれません。脳を若く健康に保ち、脳の働きをさらに向上させるために、子どもたちの傍らで、本を手にしてみることは、さらに予期せぬすばらしい何かを産んでくれるかもしれません。

 木々の新緑が美しい季節。
「さわやかなるもの」がいっぱいの毎日でありますように。
 今月もどうぞよろしくお願い致します。


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