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独り言なのだけれど,そっとあなたの耳に入れたいことがあります。
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04/08/01
「良い研究室」

1995年第2回日本ホラー小説大賞に輝いた「パラサイト・イブ」の作者瀬名秀明さんは、ご両親とも薬学者であり、ご本人もこの作品を執筆された当時、東北大学の薬学部の大学院でミトコンドリアの研究をされていたそうです。

理科系の切り口で書かれたこの小説は、後に映画化され、さらにはプレイステーションのゲームソフトにもなったヒット作です。科学のことを書いていらっしゃいますが、「私の小説はいつでも娯楽でありたい」と、他にも歴史物や考古学の話などサイエンスにとどまらない題材で執筆活動を続けておられるようです。

彼は、他の分野の人の話を聞くのがとても好きだそうで、ロボットの専門家の話を聞くために研究会に出かけたり、飛行機のことを知りたくて羽田空港の管制塔を尋ねたりしているそうです。「そうかこの問題意識は同じだ」とか、「確かにそういう考え方もある」という具合にそこでの話が、俄然楽しくなるといっています。

そんな彼が大学の研究室についてこんなことを述べています。
「良い研究室は先生と学生のコミュニケーションがうまくできています。そこでは学生のアイデアも研究に生きてくると思う。研究のアイデアというのは一人でポッと思いつくものとは違い、人と話しているときに思いつくものだと思います。作家業もそういうところがないといけないと思っています。」

良いアイデアは密室に閉じこもってこそ湧いてくる、というわけでもないのですね。私たちもお互いの会話の中から、ちょっとしたヒントをもらって、知らないうちに元気になっていることがありますね。

 ことさらに暑く熱く、感じる今夏ですが、お隣の方とのお話から、あるいは見知らぬ方との、楽しいコミュニケーションを通して、「さわやかなるもの」がいっぱいの夏でありますように、お祈りいたします。




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